肥満外来は何キロから?保険適用の条件と治療内容を解説!
- 四谷メディカルキューブ
- 4月8日
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東京都千代田区の四谷メディカルキューブ 減量・糖尿病外科センターです。当院では、減量手術に関する治療やご相談を受け付けています。
本記事では、肥満外来における保険適用の条件や治療内容について解説します。ぜひご参考ください。
肥満外来は何キロから受診できる?

保険適用を前提とした肥満外来の受診基準としては、一般的にBMI35以上が目安となります。ただし、肥満に関連した健康障害を有する場合には、BMI27以上でも対象となる可能性があります。
肥満外来では、主に食事療法や運動療法に加え、薬物療法や減量手術などの治療を受けることができます。
薬物療法としては、食欲を抑えるマジンドール(商品名:サノレックス)や、GLP-1受容体作動薬として注目されるウゴービなどが使用されます。これらの薬は、いずれも一定の条件を満たす場合に限り、保険適用となります。(ウゴービによる治療は、厚生労働省が定めた施設基準を満たした医療機関でのみ受けることができます。)
具体的には、マジンドールはBMI35以上の方を対象に、食事療法および運動療法の補助として処方されます。ウゴービについては、高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかを有しており、BMI35以上、またはBMI27以上で2つ以上の肥満関連の健康障害を有する場合に保険適用となります。
また、手術による治療(減量手術)についても、BMI35以上の方が基本的な保険適用の基準とされており、一部ではBMI32以上でも適用される場合があります。
肥満外来で受けられる主な治療

肥満外来では、食事療法や運動療法を中心とした生活習慣の改善に加え、薬物療法や減量手術といった治療が行われています。現在、肥満外来で主流となっているのは、食事療法や運動療法、そして薬物療法です。中でも近年は、GLP-1受容体作動薬を用いた治療が普及しつつあり、注目を集めています。
肥満症の初期段階では、こうした内科的治療が基本となりますが、多くの患者さまにおいては、これらの治療のみでは十分な減量効果が得られないケースも見られます。抗肥満薬を用いた薬物療法についても、効果には限界があり、副作用のリスクや、服薬を中止した際のリバウンドなど、いくつかの課題を抱えています。
そのような中で、高度肥満症の患者さまに対しては、長期的な減量効果が科学的に証明されている唯一の治療法として、外科的な減量手術が有効な選択肢として挙げられます。
肥満症に対する外科的治療(減量手術)とは?

高度肥満症の患者さまに対して、長期的な減量効果が科学的に示されている唯一の治療法が、外科的治療である減量手術です。
減量手術は、単に体重を減らすだけでなく、2型糖尿病をはじめとする肥満に関連するさまざまな合併症の改善にも効果があることが、国内外の多くの研究で報告されています。また、減量手術が高度肥満症の死亡リスクを低下させ、生命予後を延ばす効果があることも確認されています。
現在、日本国内で保険適用されている減量手術には、「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術」と「腹腔鏡下スリーブ・バイパス術」の2種類の手術があります(保険適用には一定の基準を満たす必要があります)。いずれの手術も腹腔鏡(内視鏡)を用いて行われるため、傷が小さく、術後の回復が早いことが特徴です。
減量治療は当院にご相談ください

東京都千代田区の四谷メディカルキューブ 減量・糖尿病外科センターでは、保険適用の腹腔鏡下スリーブ状胃切除術や腹腔鏡下スリーブ・バイパス術をはじめ、国内外で多数の腹腔鏡下減量・糖尿病外科手術を行っています。
また、カプセルを飲み込むだけで減量効果が得られるカプセル内服型バルーン治療「Allurionプログラム」や、BMI 27.5以上35.0未満の軽度肥満2型糖尿病患者さまを対象にした臨床研究なども実施しています。
当院では、減量治療におけるさまざまな治療オプションを備えており、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療を提供しています。治療に関する無料相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
■四谷メディカルキューブ 減量・糖尿病外科センター
四谷メディカルキューブ 減量・糖尿病外科センターでは、高度肥満症の方を対象とした減量手術を行っています。減量手術において国内屈指の執刀経験を有しており、論文、学会発表、講演、メディア出演など、多岐にわたる活動を展開しています。
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