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糖尿病は治る?寛解が期待できる最新治療「減量手術」を徹底解説!

  • 執筆者の写真: 四谷メディカルキューブ
    四谷メディカルキューブ
  • 9月17日
  • 読了時間: 5分

更新日:10月9日

肥満外来の保険適用の条件は?受けられる治療内容まで徹底解説!

東京都千代田区の四谷メディカルキューブ 減量・糖尿病外科センターです。当院では、減量手術に関する治療やご相談を受け付けています。

本記事では、糖尿病の寛解や基本的な治療に加え、近年、寛解を目指す治療として注目される「減量手術」について解説します。ぜひご参考ください。

糖尿病は治る?寛解の可能性について

糖尿病は「完全に治る(根治する)」ことが難しい病気です。ただし、適切な治療によって「寛解」に至る場合があります。ここでいう寛解とは、糖尿病の薬を使用せずに血糖値が正常範囲内で維持されている状態を指します。

特に2型糖尿病では、早期発見・早期治療に加え、体重減少を図ることで薬に頼らず血糖コントロールが可能となり、寛解を目指せるケースが増えています。このように、糖尿病は「完全に治る」とまでは言えないものの、適切なアプローチを行うことで薬を使わずに生活できる状態、すなわち「寛解」を目指せる病気になりつつあります。

糖尿病治療の基本(食事・運動・薬物療法)

糖尿病治療の基本は「食事療法」「運動療法」「薬物療法」です。

特に食事療法と運動療法は血糖コントロールの基盤となり、合併症の予防や生活の質の向上に直結します。そのため、すべての糖尿病患者様に推奨される基本的な治療法です。

これらを行っても血糖コントロールが不十分な場合には薬物療法が追加されます。薬物療法には内服薬と注射薬があり、内服薬には膵臓からのインスリン分泌を促す薬、肝臓での糖産生を抑える薬、小腸で糖の吸収を遅らせる薬など複数の種類があります。薬の選択は、患者様の年齢や体格、合併症の有無などを考慮して決定されます。

一方、インスリン注射は、1型糖尿病の患者様や、2型糖尿病でも膵臓からのインスリン分泌が大きく低下した場合、あるいは内服薬のみでは十分な効果が得られない場合に使用されます。インスリンは血糖を下げる唯一のホルモンであり、糖尿病治療において欠かせない存在です。

さらに近年では、GLP-1受容体作動薬という注射薬も広く使用されるようになっています。食欲を抑える作用や体重減少効果を持ち、特に肥満を伴う糖尿病患者に有効とされています。

寛解を目指した減量手術による治療

近年、糖尿病の寛解を目指す治療として「減量手術」が注目され、急速に普及しています。

減量手術は「減量・代謝改善手術」とも呼ばれ、肥満によって引き起こされる糖尿病や高血圧、脂質異常症などの肥満関連疾患を改善することを目的とした治療法です。単なる体重減少にとどまらず、代謝機能の改善を重視した医学的治療として、世界的にも確立されています。

この手術では、胃の容量を縮小して食事の摂取量を制限したり、消化吸収経路を変更することで血糖コントロールの改善を図ります。その有効性と安全性は、多くの臨床研究によって証明されています。

現在、日本国内で行われている主な減量手術には「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術」と「腹腔鏡下スリーブ・バイパス術」があり、一定の条件を満たす患者さんには保険適用が認められています。

減量手術の血糖改善効果

減量手術は体重減少に加え、糖尿病をはじめとする生活習慣病の改善にも有効であることが、多くの研究で報告されています。

実際に当院で腹腔鏡下スリーブ・バイパス術を受けた、2型糖尿病を合併する肥満症の患者さんを対象に血糖コントロールの変化を検討したところ、手術前の平均HbA1c値は9.0%と高値でしたが、術後1年目には平均5.8%まで改善しました。

さらに、術前には全体の約48%の患者さんがインスリン療法を行っていましたが、術後1年目には1名を除き全員がインスリンを中止できました。その結果、全体の82%の患者さんで「糖尿病の寛解」が得られました。

減量手術の血糖改善効果

まとめ

糖尿病は「完全に治る(根治する)」ことが難しい病気ですが、適切な治療によって「寛解」に至る場合があります。特に2型糖尿病では、早期発見・早期治療に加え、体重減少を図ることで薬に頼らず血糖コントロールが可能となり、寛解を目指せるケースが増えています。

近年、この「寛解」を目指す治療として「減量手術」が注目され、急速に普及しています。減量手術は「減量・代謝改善手術」とも呼ばれ、肥満によって引き起こされる糖尿病や高血圧、脂質異常症などの肥満関連疾患を改善することを目的とした治療法です。単なる体重減少にとどまらず、代謝機能の改善を重視した医学的治療として世界的に確立されています。

実際に当院で腹腔鏡下スリーブ・バイパス術を受けた、2型糖尿病を合併する肥満症の患者さんを対象に血糖コントロールの変化を検討したところ、著しい改善が認められ、全体の82%で「糖尿病の寛解」が得られました。

減量治療は当院にご相談ください

東京都千代田区の四谷メディカルキューブ 減量・糖尿病外科センターでは、保険適用の腹腔鏡下スリーブ状胃切除術や腹腔鏡下スリーブ・バイパス術をはじめ、国内外で多数の腹腔鏡下減量・糖尿病外科手術を行っています。

当院では、減量治療におけるさまざまな治療オプションを備えており、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療を提供しています。治療に関する無料相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

■四谷メディカルキューブ 減量・糖尿病外科センター

四谷メディカルキューブ 減量・糖尿病外科センターでは、高度肥満症の方を対象とした減量手術を行っています。減量手術において国内屈指の執刀経験を有しており、論文、学会発表、講演、メディア出演など、多岐にわたる活動を展開しています。

 
 

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