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減量外科の歴史


Chapter 5 GASTROPLASTY
(胃形成術)



胃形成術はメイソン医師らによって、70年代初期にバイパスやJIBに代わりえるものとして開始された。この術式は自動縫合器の開発によって可能となった手術である。また、この手術は肥満の治療のために行われた「食事摂取量制限の機序のみ」の手術でとしては初めての手術であった。オリジナルの胃形成術は胃を横切るようにステープル(ホッチキスのような器具)をかけて、小さな胃をわけ食事の通り道を小さくする方法であった。それゆえこの手術は「ストマック・ステープリング(胃にホッチキスをかける)」といわれることがある。この形の胃形成術は長期成績はとても悪く、さまざまな方法が考えられたが現在では行われていない。

垂直胃形成術(VBG)は入り口付近で胃の縦方向にステープルをかけて、その一部にバンドをまいて出口が広がらないようにした手術である。VBGの利点は、低い死亡率、栄養障害が少ない、吻合がないため縫合不全などの腹膜炎のリスクが少ない などがあげられる。

しかし、この手術は一時期とてもはやって行われたが、最近ではあまり行われなくなった。これは長期成績があまり良好ではなく、リバウンドや胸焼けの頻度が高いからである。いくつかの前向き無作為振り分け研究でルーワイ胃バイパス術のほうがVBGよりも優れた体重減少をしめした。特に甘いものを食べる人(スイート・イーター)では胃バイパス術のほうが顕著な体重減少をしめした。これはバイパスでは甘いものにより生じるダンピングが、摂取抑制の効果を表しているからと考えられた。

【参考文献】

■Gastroplasty 胃形成術

Mason, EE Vertical banded gastroplasty for obesity. Arch Surg 1982;117: 701-6.

Eckhout GV, Willbanks OL, Moore JT. Vertical ring gastroplasty for morbid obesity. Five year experience with 1,463 patients. Am J Surg 1986;152:713-6.


※この「減量外科の歴史」は米国肥満外科学会 American Society for Bariatric Surgery (ASBS) のサイトに掲載されているStory for Surgery for Obesity ASBSの了解を得て翻訳し,減量手術.comに掲載しております。 


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