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一目でわかる減量外科術式比較チャート


減量の原理
食事制限+栄養吸収阻害
(胃と腸の手術)
食事制限のみ
(胃だけの手術)
術式
胃バイパス術
(RNY, RGB)
スリーブ・バイパス術
(LSGB)
袖状胃切除術
(LSG、スリーブ
ガストレクトミー)
ラップバンド®(LAGB)
構造
小さな胃嚢(20-30cc) を小腸へ吻合する。吸収量を下げるため、残った胃と小腸をバイパスする。

袖状胃切除と同様な細長い胃を作る (100-150cc). 十二指腸は最初の部分で切られ、小腸と吻合される。小腸の長さは胃バイパス術とほぼ同じ。切った胃は取り出す

細長い胃を作る (60-100cc)。小腸との吻合はない.切った胃は取り出す。

調節可能なシリコンのリング(バンド)を胃の上部に巻きつけて、小さな胃(15-30cc)に分割する。
図:胃バイパス術
図:袖状胃切除術
図:ラップバンド
機序

・ 食事摂取制限と中等度の栄養吸収阻害
・ 糖質や脂質を多くとるとダンピングを起こす。

・ 食事摂取制限と中等度の栄養吸収阻害

・ 食事摂取制限のみ
・ 栄養吸収阻害なはい

・ 食事摂取制限のみ
・ 唯一の調整可能な手術

体重
減少

・ 超過体重減少率70%
・ 平均40-50kg程度

・ 超過体重減少率70%(中期の成績)
・ 長期的なデータはまだない
・ 平均40-50kg程度

・ 超過体重減少率60% (中期の成績)
・ 長期的なデータはまだない
・ 平均30-50kg程度

・ 超過体重減少率 50% .
・ 術後の努力をもっとも必要とする。
・ 平均20-30kg程度

長期間の食事内容
(過度の炭水化物やカロリーの摂取はどの手術でも減量の失敗をまねく)

・ 最初の12ヶ月くらいは一日800kcal 程度の摂取
その後は1200kcal程度になる。
・ 高たんぱく食を摂取・ ダンピングを避けるため糖質と脂質を避ける。
・ ビタミンと蛋白の欠乏は通常はサプリメントの内服でカバーできる

・ 最初の12ヶ月は一日600-800kcal程度 その後は1200Kcal摂取
・ ダンピング、狭窄、潰瘍は少ない
・ 高たんぱく食を摂取
・ ビタミンと蛋白の欠乏は通常はサプリメントの内服でカバーできる

・ 最初の1年は一日600-800Kcal、その後は1000-1200 Kcal
・ ダンピングや下痢はない
・ 食事制限がきちんとできなければ、他の手術よりもリバウンドする可能性がある。

・ 半年から3年は一日800 Kcal以下その後は1000-1200Kcal程度.
・ ご飯やパン、肉、ナッツなどは引っかかり、痛みや嘔吐を起こす
・ 水を飲みながら食事をしてはいけない

飲むべきサプリメント
・マルチビタミン
・ビタミン B12
・カルシウム
・鉄(閉経前女性)
・マルチビタミン
・ビタミン B12
・カルシウム
・鉄(閉経前女性)
・マルチビタミン
・カルシウム
・マルチビタミン
・カルシウム
可能性のある合併症・術死率

・ 嘔気・嘔吐
・ ダンピング症候群
・ 吻合部狭窄
・ 潰瘍
・ 腸閉塞
・ 貧血
・ ビタミン・ミネラル欠乏( 鉄、ビタミンB12,葉酸)
・ 縫合不全

手術死亡率: 0.3%

 

・ 嘔気・嘔吐
・ 胸焼け
・ 吻合部狭窄、潰瘍(バイパスよりも少ない)
・ 腸閉塞
・ 貧血
・ ビタミン・ミネラル欠乏
・ 縫合不全

手術死亡率:新しい手術なので正確なデータは出ていない。バイパスと同程度と考えられる。

・ 嘔気・嘔吐
・ 胸焼け
・ 不十分な体重減少
・ 重度の肥満の場合は追加手術が必要となる
・ 縫合不全

手術死亡率:新しい手術なので正確なデータは出ていない バイパスよりは少ないと考えられる。

・ 嘔気・嘔吐
・ ゆっくりした体重減少
・ 不十分な体重減少
・ バンドのスリップ
・ バンドの胃の中への迷入
・ 感染
・ ポートのトラブル
・ 器具の機能不良

手術死亡率:0.1%
術後入院期間
3日
3日
3日
2日
仕事復帰
1-3 週
1-3 週
1-2週
1 週
手術時間
2 時間
3 -4時間
1.5 時間
1 時間
推奨適応 ・その他

米国で最も多く行われている手術でBMI of 35-55 kg/m2 の方に高い効果がある。
残った胃の検査のため、術後に特殊な方法(仮想胃内視鏡、ダブルバルーン内視鏡など)での検査を承諾できる方。
術後、1年半以上の避妊が出来る方。
サプリメントを術後継続できる方。
糖尿病の治癒率などの合併疾治癒はきわめて高い。

切った胃は取り出すため、通常の胃の検査ができる。
術後、1年半以上の避妊が出来る方。
サプリメントや蛋白の摂取が術後に必ず出来る方。
糖尿病の治癒率などの合併疾患治癒率はきわめて高い 。
新しい手術方法であり、術後長期間ではリバウンドが起こる可能性は否定できない。

BMI60以上の超重症肥満の方の2期的手術の1期目として行われたり、バンドの代わりの食事量を制限する手術として行われる。手術時間も短く腸をつないだりしないため合併症率は低い。
新しい手術方法であり、術後長期間ではリバウンドが起こる可能性は否定できない。
バンドの合併症、再手術などを避けたいがバイパスやBPDを受けるほどではないという方。
術後の妊娠に関してはデータが出ていない。

術後に継続的に運動ができて、食事の制限をきちんと守れる方に最適な手術です。重症の肥満の方では良い結果が得られないこともある。
再手術率が2-5%程度(バンドのスリップや感染、不十分な体重減少など)ある。
術後早期の妊娠にはバンドを緩めることで対処できる。
バンドの調節のため頻回の来院が出来る方。
他の手術に比べると糖尿病などの合併疾患治癒率は低い。

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