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手術をすれば簡単にやせられるというわけではありません。一番大事なことは、患者 さん自身が自分で自分のライフスタイルを変えていこ うという努力です。手術はほんの短期間の「きっかけ」に過ぎません。その後の栄養管理や精神面でのケアが手術と同じくらい重要になってきます。これらなしに手術だけ受けても成功しないでしょう。減量外科治療は上記右の図のようなプロフェッショナルの集合による完全な チーム医療であり、患者さん自身もご自身を中心としたチ ームの一員であることを認識してください。チーム医療のないところに手術の成功もありません。アメリカでは不十分な形で取り組み始めて、十分な効果が得られず問題になっている施設が増え始めています。
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肥満手術の「目的」はやせることではありません。このまま放って置いたら死んでしまうであろう「病的肥満」という病気を治して、あなたを苦しめている合併症を改善させて、より良い生活を送れるようにすることが目的です。体重減少はそのための方法で、手術は手段です。決して美容のためではありません。
一般的には減量手術の成功は、余分な体重(術前体重から理想体重を引いたもの)の50%以上の減量が得られ、少なくとも5年間はその体重が維持できることと定義されています。臨床的なデータは術式によって変わってきますし、外科医によっても若干変わって来ますが私たちのデータは後述します。
今まで報告されているデータでは術後急速に体重減少がはじまり、18から24ヶ月まで続きます。最初の6ヶ月で余分な体重の30%から50%の減量がみられ、12ヶ月で77%の減量が認められています。
ほかの報告では、術後10から14年間に余分な体重の50から60%の減量が認められています。
術前に高いBMIの患者さんはたくさん減量できます。低いBMIの患者さんは理想体重に近くなります。糖尿病のある患者さんは糖尿病のない患者さんよりも、体重の減りは少なくなりますが糖尿病はほとんど治療が必要にならなくなるくらいまで改善されます。肥満に関連する並存疾患(腰痛、睡眠時無呼吸、高血圧、糖尿病、うつ病など)の大半は手術後減量されることにより改善されます。
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